はいさい!!!
昨日PUEBLO BONITO店内にて開催されました
『「ラーガ」と「ターラ」の魔法の旅』
=PUEBLO BONITOスペシャル=
≪インディアン× インディアン Indian× Indian≫
のご報告をさせていただきまーす!!!
魔法のような色彩を放つ、インド古典音楽。
この青い空、海、緑の深さ、自然の輝き。
すべての命への感謝と共に歌われ続け、
発展してきたインド古典音楽。
元は、神(宇宙)と繋がるための神事の歌として始まり、
のちに宮廷音楽へ。
そして現代では、師から受け継がれる畏敬の心はそのままに、
磨かれていく音から放たれる色彩は、まるで魔法のよう。
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● 演奏者 プロフィール ●
山口英里 Eyllie Yamaguchi
北インド古典ボーカル Khyal
静岡県清水市出身。横浜育ち。
幼少の頃より、ピアノ、西洋声楽を学ぶ。
ポップ、ロック、ジャズ等、数々のバンドでボーカルを担当し、
ライブやレコーディングに参加。
2007年より、北インド古典声楽を寺原太郎氏に師事。
翌年より、コルカタ(インド)にてUd.Jainul Abedin氏に師事。
2009年より日本民謡を、錦濤会2代目ミカド洋子氏に師事。
2013年より、沖縄在住。
石田紫織 Shiori Ishida
タブラ Tabla
2002年タブラを学ぶためインドに渡る。05年よりU-zhaan に、
07年からは Pt.シュバンカル・ベナルジーに師事し、
コルカタで毎年レッスンを受ける。
インド古典音楽や古典舞踊の伴奏の他、
"むゆうじゅ""Rain in Eden"などのユニットで活動。
その他、様々なジャンルの音楽家のライブや
レコーディングにも参加している。
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村長のお友達のミュージシャンのお二人。
今回はタブラ奏者の紫織ちゃんが来沖して
沖縄在住の歌い手、英里ちゃんと共に
沖縄県内4ヵ所を巡るツアーの一環としてここ、
PUEBLO BONITOでもライブをしていただけることに。
そしてせっかく『インディアン』つながりだということで
「インディアン× インディアン Indian× Indian」というサブタイトルで
村長も交えて三人でアメリカ先住民としての「インディアン」、
インドという国の人としての「インディアン」その違いや共通性を
文化や歴史、そして音楽を通して二つの「インディアン」の理解を
深めようというテーマで、
このイベント最初のプログラムとしてトークショーをさせていただきました。
内容を書くと実に長いものになってしまうので
割愛させていただきます。。
結果からいえば「とても面白かった」です!
村長もインドのことやインド音楽のことをほとんど知らなかったので
たいへんに興味深い内容ばかりで本当面白かったです。
トークショーのあとは、北インド音楽の
基本的な「ラーガ(旋法)」と「ターラ(リズム)」の説明を
お客さんと一緒に歌いながら、リズムを一緒に刻みながら
理解していくというとっても楽しい全員参加型のセッション大会。
とても複雑で奥深いインド音楽も、基礎となる部分さえ少し理解できれば
いままでわからなかった旋律の秘密やリズムの秘密を紐解いていくことが
できるのだなぁ~と村長もとても楽しく参加させていただきながら
学ばせていただきました!
お店の広さの都合上、今回は二十名限定のイベントとなりました。
そのかわりとっても濃密で一体感を感じられる素敵な時間を
皆さんでつくりだすことができました!
ここで前半が終了し、いったん休憩タイム♪
休憩タイムには手作りの美味しいアイスチャイを
皆さんと一緒に堪能しました!
美味しかったですよ~♪
そしていざ後半のプログラム。
北インド音楽の壮大な世界を垣間見れた
連続演奏30分以上の長い長い音の旅路へ
お二人が皆さんをナビゲート♪
あまりにもその旋律とリズムが気持ちよくて
村長も客さんも、皆さんでウットリしながら聞き入りました!
そして最後に沖縄の名曲、「てぃんさぐの花」を
インド音楽アレンジで演奏していただきました!!
無事イベントが終了して、出演者、スタッフ、
参加していただいたお客さん全員で記念撮影♪
皆さん笑顔がとっても素敵ですね♪
「ネイティブアメリカン(インディアン)なお店で
なぜインド音楽??」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
実は村長、このお店でやりたかったことのひとつにこういう
異文化交流があるんです。
その理由は、お店の名前にもなっている
「PUEBLO BONITO」、
そしてお店のコンセプトになっている
「SANTA FE」、
この二つが関係していることなんですが、
「PUEBLO BONITO」というのは、
ユネスコ世界遺産に登録されている
アメリカ ニューメキシコ州の
「チャコ文化国立歴史公園」のなかにある遺跡で
最大級の構築物でもあり、11世紀から14世紀にかけて、
アメリカ先住民族のホピ族やプエブロ族の祖先にあたる多くの人々が
生活を共にし暮らしていたと考えられている住居跡に
つけられた名前で、この遺跡からメソアメリカ(中央アメリカ)や
太平洋の赤珊瑚などが見つかっていることや、
メキシコ ユカタン半島にあるマヤ遺跡
「Chichen Itza(チチェンイツァ)」から、
現地には存在しないアメリカ南西部原産のターコイズが
発掘されていることから、
当時この村では遠く離れた人々との交易が頻繁に行われていたと
考えられている場所で、このチャコ文化圏のなかで
その異文化交流の中心地であった可能性がある場所なんです。
異なる文化をもつもの同士が垣根を越えて交流し、
お互いに自分たちの住む場所の文化や物を持ち寄って
ひとつの大きな潮流を作り出していたことでしょう。
そして「SANTA FE」というのは
アメリカ南西部ニューメキシコ州の州都で
古くから先住民族の文化とメキシコ文化、メキシコ経由の
スペイン文化やヨーロッパの文化が融合して、
独自の芸術や文化を生み続けいまも多くの人を
魅了し続けているとても魅力的な街。
言ってみれば『現代版PUEBLO BONITO』、なんですね!
そのSANTA FEの中心地では本当にたくさんの国の
芸術文化に出会うことができます。
専門的なギャラリーがあったり、
様々な国の文化を紹介するイベントが開催されたり、
クラッシックから伝統音楽、ロックまでまでと
本当に沢山のカルチャーがSANTA FEという街の
カルチャーをつくりだしているのです。
そしてここ沖縄本島も『日本のSANTA FE』と
村長は勝手に思っているわけで(笑
そう、ここには『チャンプルー文化』があるんですよね!
異なる国同士、異なる民族同士、異なる文化同士、
知らないうちは自分で「想像」してなんだか「勘違い」してしまったり
「ステレオタイプ」に見てしまったり、どうしてもしてしまいますよね。
でも少しでもそういった自分とは異なるものを持つ同士、
顔が見えたり、本当の事を知ったりする機会にめぐり合うと
そこには「理解」というものが生まれます。
異なるもの同士で、異なる事を認め合い受け止めあうことで
新たな「文化」を生み出し、お互いが共鳴し、
美しいハーモニーが生まれるように助け合うこともできるはずだと
村長は考えています。
そのようなきっかけをもしこのPUEBLO BONITOで生み出すことが
できるのなら、それは村長としてとてもとても幸せなことなんです。
村長が20歳でたった一人、
日本人など誰一人いないHOPI族の村で学んだ
大切な大切なこと、それは
自分とは世界観や価値観の違う人たちを
謙虚な姿勢で理解しようとする姿勢にこそ
『平和』な世界をつくりだしていくための
大切なヒントがたくさんある、ということでした。
実は『HOPI』とは『平和』という意味のホピ語なんです。
そして彼ら彼女らが毎日のように祈り、願う
『平和』とは自分たちの部族だけが平和になることではなく、
この地球、この宇宙全体が平和であることを
祈り、願い、そして踊っているのですね!
これからもここPUEBLO BONITOで
沢山の異文化交流ができたらいいなと
村長は願っています!!
今回この素敵な素敵なイベントをつくってくれた
お二人に深く深く感謝します!!
本当にありがとうございました!!!!
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PUEBLO BONITO
営業時間:13:00~22:00
定休日:月曜日
沖縄県那覇市安里1-1-3 #102
国際通り ゆいレール牧志駅の駅前です。
青い窓枠と木のドアが目印!
TEL: 098-867-7227
http://www.pueblobonito-okinawa.com/
☆クレジットカード各種お使いいただけます☆