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2013年07月07日
買い付けの旅四日目
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実店舗の営業は2014年をもって終了しておりますが、
現在メルカリにて少量ですがインディアンジュエリーや雑貨類、Tシャツなどをガレージセール感覚で出品しております。
ご興味のある方はぜひぜひのぞいてみてくださいね!
また、現在はコーヒーの自家焙煎業も行っております。
遠方の方へもレターパックなどでお送りすることもできますので
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先月(6月)の
買い付けの旅レポート四日目です。
今回はズニ族居留地での買い付け第二日目。
再び宿泊地のギャラップからズニ族居留地へ
車で向かいます。
写真の美しい岩山はズニ族の聖なる山、『Dowa Yallanne』です。
ギャラップからズニ族居留地に向かうと村の手前で左手に
この岩山が見えてきます。
何度見ても美しい岩山。
その昔、考えられないくらい大規模な大洪水が
ズニの土地を襲ったとき、ズニの人たちはこの岩山に避難し
助かったという神話が残されています。
さらに道を進むと村の中心に入ります。
ズニ族居留地二日目の午前中は
名工 Tony Eriacho氏に案内され、
村内で最も古い住居区であるMiddle Villageにある
ズニ族の博物館へ行きました。
ズニ族の最も古い住居区ミドルビレッジの昔の様子を再現した模型
「ズニ族の事をもっと知りたい」という村長のワガママを
Tony氏に快諾していただき、
「それなら博物館にまず行こう」という話になったのでした。
車でミドルビレッジにある博物館に向かう途中に、
「実は博物館の館長の奥さんは日本人なんだよ。」
「え!!!!」
というビックリな情報を入手。
・・・ところが残念なことにこの日は館長さん不在。。
日本語もかなりイケるということで
かなりワクワクしていましたが・・・ははは。
≪予定不調和が調和の鍵。≫
インディアン居留区内での作法というか・・
自分のなかでこのことをしっかり理解していないと
様々なことでギャップを感じてしまったり、
イライラしてしまったりしてしまうのです。
村長、このことは20歳の頃、HOPI族居留区内の村で
生活していた時に何度も何度も経験したことで
身体で理解したしだいです。。
さて、館長さんはいませんでしたが、
スタッフの方が、博物館内の展示スペースで
ズニ族の創世神話、ズニ族はどこからやってきたのか、
について説明していただきました。
内容を書こうとすると大変な長さの文章を書くことになってしまうので
今回は省略させていただきます。。
それほど大きい博物館ではないのですが、
展示物などはかなり貴重なものばかりで、
充実の内容と言えます。
その中に歴代の政治的リーダーの写真があったのですが
「これは曾祖父さん」「これはお祖父さん・・・」
(・・曾祖父さんお祖父さんだったかは村長ちょっと忘れてます。)
とTony氏が説明を始めてビックリしました。
現在労働組合を取りまとめているTony氏。
その面倒見のよさ、リーダーシップは家系の影響もあるんですね♪
さて、午後は初めにまたまた今度はズニ族が正規に行っている
ミドルビレッジ内のツアーに参加しました。←仕事してないし(笑
ミドルビレッジ内には古い教会があります。
その昔、南北アメリカにやってきたスペイン人たちは
ズニ族の村にもやってきました。
アメリカ大陸のどの場所でも同じ手段がつかわれましたが
彼らがまず村で行うことはその村人を
キリスト教に改宗させることでした。
教会を建設し、宣教師が村人にキリスト教について教えていくのでした。
詳しい歴史についてはここでは省略させていただきますが、
ズニ族を含むプエブロ諸族ではその後大変な混乱が起きました。
やがてズニ族の村でも教会が火を放たれ、破壊され
宣教師も追い出したそうです。
その後何度か再建されたり再布教などを経て、
老朽化した建物も補修工事などを行い現在の状態になっているようです。
(ごめんなさい詳しくはよくわかりません・・・)
"Nuestra Senora de Guadalupe (Old Zuni) MIssion"
教会の入り口。
歴史を感じる雰囲気です。
入り口を入った場所にあった不思議な空間。
元は教会の正面入り口であった場所。
古い教会の写真と二頭のバッファローの頭の剥製が
飾られていました。
これは懺悔室??でしょうか・・
(ごめんなさいこういう言い方でいいのかわからないのですが)
キリスト教関係をよくわかっていない村長には
細かいところがよくわかっていなくてすみません・・
ちなみに教会内で撮影が許されたのはこの場所のみで
正面になる個所や壁画などの撮影は禁止でした。
その代わりなんですがFlicker(フリッカー)内で
この教会の補修工事時からなんと30年という時をかけて、
ズニI族の超有名ペインターのAlex Seowtewa氏と
その息子であるKen氏 Edwin氏が手助けして
描いた壁画と、教会内の様子が撮影されたものを
見つけましたのでリンク先を添付しておきます。
画像1 画像2 画像3
描かれているのはズニ族の信仰対象であるカチナ(精霊)です。
実際に見ると本当に圧倒されるほどの力強さと神聖さを感じる
壁画です。村長は大感激しておりました。
そして正面には聖母グアダルーペの絵が祀られていました。
度重なる補修工事がされているものの
建設当時の面影を色濃く残すその教会の佇まい
そっと手をふれて、目を閉じれば何百年の時代を超え
当時の風景が脳裏に浮かんでくるようです。
ズニ族の伝統的な建築様式は石を積み、
『アドビ、またはアドベ』とよばれる
日干し煉瓦となる粘土質の土と藁などの植物繊維を混ぜたものを
その上から塗り固めていくものでした。
少なくなってしまいましたが、現在もこの方法を使って
維持されている家がズニ族居留地内で見ることができます。
ズニ族の村で気がつくことは木々の多さ。
ホピ族の村は本当にカラカラな土地にあるので
木が圧倒的に少ないのです。
それに比べてズニ族の村は今は上流にダムが建設され
枯れてしまいましたが小川を中心に形成されていたこともあり
基本的に砂漠地帯のなかでは緑豊かな場所といえます。
きれいに石組みされた建物。
この階段を上がるとミドルビレッジの中心部、
『プラザ』(広場)です。
これがズニ族のミドルビレッジの中心『プラザ』です。
この広場で伝統的なカチーナダンスなどが行われます。
※カチーナダンスとはズニ族が信仰する精霊神カチナに扮したカチーナダンサー数十人が祈りをこめて踊る輪踊りです。
ホピ族のお祭りと同じく儀式的要素が強く
部外者非公開のお祭りも多いのですが
一般に公開されている踊りもありますので
ご興味のある方はぜひ一度カチーナダンス見てください!!
写真を撮っている場所はプラザを囲っている住居の屋上。
ホピ族の村でも同じように村の中心にプラザがあって、
同じようにこうやってプラザを囲む住居の上に
あがることができるようになっています。
そしてダンスの日はこの屋上から踊りを見ることができます。
プラザからズニ族の聖なる岩山『Dowa Yallanne』が望めます。
おっとコチラは必死に写真撮影を行う村長(笑
村内見学ツアーでご一緒したカルフォルニアからいらした
ご婦人からつい先日メールで送っていただきました。
ありがとうございます!
こちらは伝統的な『ズニブレッド』を焼くための竈です。
スペインからメキシコ経由で伝わったパン作り。
伝来した当初とまったく変わらない作り方で
現在もズニ族ではパンがこうして各家庭でつくられます。
このポッコリとした竈はズニ族と文化の近い他の
プエブロ諸族の村でも見ることができます。
味はとってもスッキリとした元々のパンの味。
飽きないシンプルにして完璧な味といえます。
素晴らしい村内見学ツアーでした!!
見学終了後、Tony氏と村内のアーティストの家々を
一緒にまわりながら
Tony氏にミドルビレッジ以外の村内の様々な場所を
案内していただきました。
Tony氏が最近力を入れているご自身の畑も
案内してもらいました!
買い付けの旅でもし時間に余裕があることがあったら
畑仕事のお手伝いもぜひさせていただきたいです!!!
いかがでしたか??
ズニ族のジュエリーをよく知っていらっしゃる方も、
何となくインディアンジュエリーにご興味を持たれている方も
こうしてそのジュエリーのバックグランドにある
彼ら彼女らが生活しているその場所を知ることで
さらにジュエリーに篭められている『想い』を
さらにもっと感じとることができるようになると
村長は思っています。
ズニ族が作るジュエリーは色彩豊かで
とても魅力的なのですが、
その色彩感覚やジュエリーのデザインは
彼ら彼女らがこのズニの村で生まれ育ったことが
とても影響していると思います。
自然と調和しながら農耕文化を築いていったズニ族。
砂漠のオアシス的な小川が流れる緑豊かなその場所で
華やかに咲く花々やそこに集まる鳥などの動物たち、
澄み切った南西部の空や様々な色をした岩山や大地。
自然の感性豊かに生活をしてきたズニ族がつくる
ジュエリーにはその自然とのハーモニーを感じます。
※ここで使われている写真はズニ族ビジターセンターにて
正式に撮影許可をとったものです。
基本的には許可を得ない限りズニ族村内は撮影禁止です。
おっと村長、
こうやって旅しているだけではありません。
本日もしっかり仕事をしております。
二日目も仕上がっている作品がなく
会えなかった方が多かったのですが、
日本でも人気のあるこのお二人に会うことができました。
まずはJanice Cheamaさん。
正確な石と貝類のカット、
伝統的なインレイ技法のスタイルを守りながらも、
その魅力を最大限に引き出す独自のセンスがあります。
シルバーの反射光の割合を考え、天然石や貝類の
大きさとカラーバランスを考えているのかな?
と思わせるセンスのあるバランス感覚が村長は好きです。
キラキラと輝いた目でにこやかに作品について
ご説明していただきました。
ご自身の作品に対する愛情をとても感じました。
今回はニューデザインとなる素敵なピアスも仕入れました!!
ありがとうございます!!
お二人目は残念ながら2001年にこの世を去った
ズニ族の巨匠、故Andrew Dewa氏の奥さまであった
Barbara Dewaさんです。
Andrew氏がこの世を去った後、
氏のデザインを受継ぎ作品を作り続けています。
その独特な立体的で丸みをおびたモザイクインレイは
多くの方から愛され続けています。
Barbaraさんは日本人にも通ずる
淑やかな女性らしさを持った素敵な方でした。
夏に向けて作品制作にお忙しいなか
仕上がっていた3点、買わせていただきました!
ありがとうございます!!
買い付けの旅四日目はこうして終了いたしました!!
帰り際に今回たいへんにお世話になりました
Tony Eriacho氏に、
「今度はもう少し時間をつくって、一緒に湖に釣りに行こう!」と
ありがたいお誘いをいただきました。
村長次回は釣りにいけるような余裕ができるように
沖縄で頑張りたいと思います!
今回のズニ族居留地への旅は
村長にとってもたいへんに勉強になる旅でした。
今まで曖昧にしか理解していなかったことの多い
ズニ族のことが実際に村のなか歩き、
ズニ族の方々と会うことでより理解できるようになれたと思います。
より深く理解できるように、これからも村長勉強したいと思います。
次回、買い付けの旅五日目のレポートでは
ついに村長のホームグラウンド、ホピ族居留地へと向かいます。
現在ちょっとずつ写真編集中・・・
どうぞお楽しみに!!
ネイティブデザインが好きな方、
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2012年の9月11日に
FM那覇(タイフーンFM)の番組にゲスト出演しました!
村長と北米先住民(インディアン、ネイティブアメリカン)との
出会いについてや、ホピ族の村に滞在していたときの
エピソードもお話させていただきましたのでご興味のある方は
下のポッドキャスト配信で聞けますので良かったらどうぞ♪
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PUEBLO BONITO は沖縄県 那覇市 国際通りに隣接する
「ゆいレール・牧志駅」の駅前です。
FM那覇(タイフーンFM)の番組にゲスト出演しました!
村長と北米先住民(インディアン、ネイティブアメリカン)との
出会いについてや、ホピ族の村に滞在していたときの
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